高校や大学の受験勉強で、沢山の単語や熟語や文法などを暗記して有名高校や大学を卒業しても、今となっては全く役にたっていないと考えている親御さんは多いはずです。
学校教育の英語の授業や学習法を振り返って、暗記偏重の学習をしてきた親御さんの中には、やっていて何の役に立つのかも解らず単に受験で必要だから学んできた人が大半です。
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役に立たない英語教育になっている理由
なぜこんな役に立たない英語教育になっているのかと言うと、教育方針を決めるのは文部科学省のトップで学生時代に詰め込み学習をやって大学や公務員試験に受かって来た人が決めているからです。
当然彼らは自分たちが最も優れた教育を受けて来たと勘違いしているため、自分達が受けて来た教育を貫こうとします。
そのため外部や民間企業や役に立たないという不満を知りつつも、自分達が受けて来た教育が間違ってきたとは思いたくないので中々改革が進んで来ませんでした。
だけど日本経済は1990年代のバブル崩壊を機に、経済が衰退し始めて、やっとグローバルな人材を育てようと英語教育を小学校高学年から始めるようになりました。
でも小学校高学年の10歳からではかなり英語学習のスタートは遅く、本当に英語好きな子供を育てたいなら9歳までがタイムリミットです。
スタートラインの学習方法が根本的に間違っている
英語が嫌いな子供が育つのは、スタートラインの学習方法が根本的に間違っているからです。
日本では英語学習の始めに、ABCDEFJなどのアルファベット発音教育から始まります。
次にローマ字を覚えて行き、下すら単語のスペルを書いたり意味を暗記したり、文法や慣用句などを暗記して行く学習を行います。
だけどこのスタートラインから間違っていて、アルファベットの発音やローマ字ではなく、アメリカやイギリスなどの英語圏の国ではフォニックスを幼少期に教え始めます。
ネイティブの外国人の発音で、ローマ字のように単語を発音するのを聞いた事がないはずです。
実際の発音と違うため、外国の映画を見て戸惑う事があるはずです。
参考:CD BOOK <フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本 | 明日香出版社
フォニックスとは
フォニックスは、26文字のアルファベットをAをエイではなく、英語の発音と近いェアと覚えるなど実際にリアルなネイティブイングリッシュの発音に基づいて覚える方法です。
この発音方法で覚える事で、英語の正しい書き方や読み方や発音まで全て同時に覚える事が出来ます。
26個のアルファベットの発音を覚えたら、次のフォニックス特有のルールがあるので、それを覚えて行きます。
基本的なルールを上げると、母音と母音が連なる時と子音と子音が連なる時と無発音のEについての発音の仕方を覚えるだけです。
例えば母音のOとOを重ねるとウーとなったり、OとUを重ねるとアウと発音するなど決まったルールを掛け算九九のように覚えて行きます。
ここで基本的なルールを覚えたら、見た事が無い単語をローマ字で覚えた通常の日本人の小学校高学年だと間違ったへんてこな発音をしてしまいますが、まるでネイティブのように発音する事が可能です。
フォニックスを学ぶメリット
フォニックスがどんな物なのか解ったところで、じゃあこれを学ぶとどんなメリットがあるのかを以下で説明します。
学んでない学生が、英和辞書などで発音表を見ながらじゃないと初めて見る英単語を正しく発音出来ません。
それに対してルールを覚えていたら、単語の意味は解りませんがそのつづりを見ただけでまるでネイティブのような正しい発音で読めます。
犬を表すdogですが、日本の小学校高学年の英語教育を受けた人が読むとディーオージーと発音してしまいます。
一方ルールを学んでいれば、ドゥオウグとネイティブに近い発音がいきなり出来てしまいます。
発音が苦手で英語学習をやめる子供が多いので、それを無くすことができます。
それ以外にも読めるという事は、ネイティブが発音した単語や英文を始めて聞いても、ルールで推測する事で書きとれます。
原理としては漢字が出来なくてもひらがなで書く事が出来るのと同じで、アルファベットを書けるという理屈です。
だから英語特有の発音を聴き取る、日本人が苦手なリスニングも習得できます。
そして応用としてルールを知っていれば初めての単語の意味が解らなくても発音が出来るので、意味を覚えるだけで単語学習ができるので非常に効率よく短時間で学習する事が可能となります。
英語学習で躓く要因は、発音も解らない英単語に日本語の意味を付けて強引に詰め込み学習をするからついていけない子供が出てきます。
だけどルールさえ知っていれば、単語の意味を覚えるだけで楽に済むので苦手意識を持たないで英語を学べます。
まとめ
ではフォニックスはどこで学べばいいかですが、幾つかの方法があるので以下に上げます。
無料動画配信サービスや無料の英語学習アプリを探せば沢山あるので、評判や再生数の多いもので学習可能です。
それ以外にも100円ショップなどで、遊びながらカードで学べる学習キッドも売られてます。
授業料は必要になりますが、小学校低学年の9歳までを対象としてフォニックスを教える教室などもあります。
最終更新日 2025年7月20日 by furiwa