近年では日々の食事では野菜が足りずに、野菜ジュースや青汁などを意識して摂取している人もいることでしょう。
青汁は手軽に飲むことができ、近年では飲みやすく美味しいものも数多くあるので、青汁を飲むことで野菜を摂取できれば素晴らしいことです。
しかし単純に飲んだからといって野菜は食べなくても大丈夫というわけではありません。
本当に必要な栄養素が十分に入っているかどうかを確かめることが何よりも重要と言えるでしょう。
そもそも現代の日本人は、基本的に野菜不足に陥っています。
1日の野菜摂取量の目標は350g以上
厚生労働省による健康づくり運動においては、1日の野菜摂取量の目標を350g以上としています。
15歳未満の場合には年齢により210から300gと、摂取量の目標は大きく異なるのが実情です。
野菜と一緒に食べるその他の食品からの栄養量も考慮した上での目標値が定められていることから、牛乳や豆類、イモ類やキノコ類などというように、様々な摂取量の目安もしっかりと存在することを覚えておきましょう。
それを踏まえた上で、実際に日本人はどれくらいの野菜を摂取できているのかと言うと、二十歳以上の成人の場合に、摂取量1日350gという目標に達している年代は、なんとひとつもないのです。
350gの内訳としては、トマトやニンジンなどの緑黄色野菜が120g、その他のキャベツやキュウリ、大根などの淡い色の野菜が230gで、1/3以上は緑黄色野菜でとることが望まれています。
これだけの野菜を1日で摂取しようと思えば、かなり難しいと感じる人も多いことでしょう。
この場合に手軽に青汁で補うことができるのであれば、それに頼りたいという気持ちもわかります。
青汁の主原料について
一言で青汁と言っても、内容を確認すると主原料が大きく異なることがわかります。
一般的に配合されているものとしては、大麦若葉やケール、明日葉や桑の葉などが使われていることが多いです。
しかし素材により栄養価にも特徴があるのが事実です。
粉末タイプや冷凍タイプなど様々なものが販売されている為、自分のライフスタイルに合わせた上で、青汁を選ぶことが求められます。
はるか昔から健康飲料として幅広く親しまれていますが、様々な理由で飲まれていると言えるでしょう。
特に一番多いのが野菜不足を改善したい人です。
野菜に含まれているビタミンや食物繊維などが豊富に配合されているので、普段からなかなか野菜を十分に摂取できていないという人の栄養補給には非常にお勧めです。
そしてなんだかすっきりしないという人にもオススメと言えるでしょう。
毎日しっかりと排便が出来ずにスッキリできないという場合には、食物繊維が不足している可能性が大いに考えられます。
運動などと合わせた上で毎日取り入れるのも良い方法です。
エイジレスな自分を保ちたいという人にとってもオススメの飲み物
そしてエイジレスな自分を保ちたいという人にとってもオススメの飲み物といえます。
原料となる緑黄色野菜には、抗酸化ビタミンと呼ばれているビタミンAやC、Eなど、そしてルテインなどのファイトケミカルを豊富に含んでいるものも数多く見られます。
このように様々な健康効果が期待できることがわかりますが、このような働きを十分に発揮させるためには、継続的に飲む習慣を付けることが何よりも重要です。
朝すぐに飲む、昼食の前に飲むなどというように、自分が続けやすいようにルールを作って、その習慣をまずは守ることから始めてみましょう。
どれだけ飲んだとしても、一日に必要となる栄養素を全て補えるというわけではありません。
あくまでも栄養を補うものにすぎず、日頃から栄養バランスのとれた食事を3食しっかりと摂取することが重要です。
青汁を飲むタイミング
飲むタイミングが気になるという人も多いかもしれませんが、基本的にはいつのタイミングで飲んでも大丈夫です。
とはいえ飲むのに適したタイミングがあるのも事実なので、ライフスタイルや状況に応じ、自分でタイミングを決めて続けていくのがよいでしょう。
一番オススメとされているのが起床後です。
起床後は体が一番栄養を吸収しやすい状態となっているので、朝食と一緒に摂取することにより、栄養バランスを上げることにも繋がります。
様々な栄養素が豊富に含まれているものを選びたいところです。
この時間帯は胃腸がまだまだ活発に動いていないので、常温や冷えすぎていないものを飲むことが求められます。
そして食事の前後に飲むことも一つの手段と言えるでしょう。
食事の前に飲めば空腹感抑えることができ、食べ過ぎを防ぐことにも繋がります。
このような場合には食物繊維が豊富に含まれているものを選びましょう。
食前は胃が活発に動いていなく、食後は胃が食べ物の消化に追われているので、出来る限り胃への負担を考慮してゆっくりと飲むことを意識します。
まとめ
そして就寝の2から3時間前もオススメのタイミングです。
睡眠中には汗をかきやすく、寝る前に水分や栄養補給として飲むのが最適です。
この時にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているものを選ぶと良いでしょう。
寝る直前に飲むと内臓に負担がかかってしまうので、寝る2から3時間前までには飲み終えておくことを心がけましょう。
最終更新日 2025年7月20日 by furiwa
