理想的な寝姿勢をサポートしてくれる枕を見つける
目が覚めると肩が重かったり、熟睡感がなかったり、後頭部が重かったりする症状を経験をした事がある人は、枕が合っていない可能性があります。
体を休める為の睡眠にもかかわらず、かえって体を痛めてしまうのはとてももったいないです。
こうした症状をなくす為には、自分に合った頭をしっかりと支えてくれ、理想的な寝姿勢をサポートしてくれる枕を見つけるのが一番です。
人間が眠っている時、頭には体重の約8%の負荷がかかっています。
この重さが頭から首にかかったら当然朝目覚めた時に痛みと疲労が出るのは当然です。
では自分に合ったものをどう選べばよいかというと、チェックするのは高さとサイズと素材の3つです。
目が覚めた時に、枕から頭がずり落ちている場合は、高さがありすぎる可能性があります。
高すぎると、寝ている時に頚椎が圧迫されてしまい、肩こりや首の痛みが出やすくなります。
それだけでなく、首元にシワも出来やすくなりよくありませんし、仰向けで寝ていると、いびきや睡眠時無呼吸の原因にもなるのでよくありません。
理想的な寝姿勢としての高さは、仰向けになった時におでこよりあごの先端が5度ぐらい下がっている状態が良いです。
横向きで寝る人の場合は、頭から背中にかけての骨がまっすぐの状態になっているのがベストなので、肩幅が大きい男性や猫背気味の人は少し高さがある物を選ぶと良いですし、女性や子供、痩せ型の人は低めの物を選ぶと体にフィットしやすいので、こうした事を意識して選びましょう。
枕のサイズも重要
サイズも選ぶ時に重要です。
人間は眠っている時に30回ほど寝返りを打ちます。
いくら理想の高さのもので眠っていても、寝返りを打った時に頭がずり落ちてしまったら意味がありません。
そこで、なるべくサイズは標準サイズではなく大きめのサイズにすると、すっぽりと頭が包まれているような感覚なので、寝返りも打ちやすく、なおかつ頭がずり落ちる心配もないのでおすすめです。
もちろん小さめのサイズが好きな人もいるので、その辺は好みで選んでも問題ありません。
とにかくサイズは出来れば大きめの物を選ぶと良いですが、それよりも自分の好みを第一に選んだ方がストレスもたまらず良いです。
熟睡に欠かせない素材選び
他にも素材選びも熟睡する為には重要です。
素材と言っても最近は沢山あり、昔から使われている羽毛やそば殻の他に、低反発ウレタンやパイプ、ポリエステル等あり、どの素材もそれぞれ長所と短所があります。
羽毛は通気性が良く、保温性に優れ、ふわふわした柔らかい質感が気持ちよいですが、水洗いが出来ず、年々も使っているとつぶれてしまいますし、柔らかすぎるので首をしっかりと支えられないというのが欠点です。
そば殻は通気性がよく、柔軟性があるのでどんな頭にもフィットしやすく、何より価格が安いという長所があります。
しかし長年使っているとそば殻が外に飛び出してくる恐れがありますし、定期的に天日干ししなければならないので面倒です。
そして何よりそばアレルギーの人は使えないというのが大きな欠点です。
低反発ウレタンは、柔軟に変形するのでどんな頭の形にも対応してくれしっかりと支えてくれますが、通気性が悪く、夏場は暑く感じ、冬は固くなってしまいます。
さらに水分に弱く水洗いが出来ないだけでなく、汗を吸うと劣化しやすくなるという欠点があります。
パイプはストローを小さく切ったような素材のもので、メーカーによってパイプの太さや固さに違いがある為、自分好みの物を見つけやすい為人気です。
通気性が良く、丸洗いが出来、比較的安いのがメリットですが、若干固さがあるので合わない人は合わないですし、頭が動いた時に音が鳴り耳障りと感じる人もいます。
ポリエステルは、弾力性のある素材でクッションにも良く使われています。
水洗いが出来、カビや無視の被害を受けにくく価格が安いというメリットの一方、柔らかい為安定感が弱く、へたりやすいというのがデメリットです。
意外に重要な敷布団?
このように枕と言っても、これだけ沢山の種類があるので、購入する時は出来るだけ試してみましょう。
試す時は、頭だけでなく首にもきちんと当てる事がポイントです。
何故なら眠る時に肩口が少し当たるような感じで頭を乗せると、後頭部と首筋で頭部を支える事が出来、その結果肩や首の痛みを軽くしてくれるからです。
また敷布団も合わせてチェックしましょう。
何故なら敷布団によって当然枕の高さも変わってくるからです。
柔らかい敷布団を使っていると、当然体の沈みも深くなるので、それに合わせる必要があります。
お店と自宅で使っている敷布団は異なる事が多いので、せっかくお店でフィットしたと思っても、自宅で使ってみたらいまいち合わないという事も良くあります。そうならない為にも自宅の敷布団をチェックしながら、それを考慮して選ぶ事も重要です。
枕は基本的に毎日使うものなので、多少手間隙やお金がかかっても、自分に合った物を選んだ方が長い目で見ると必ずプラスになりますので、時間をかけても自分に合った理想的な物を見つけましょう。
引用元:枕 おすすめ 低反発
最終更新日 2025年7月20日 by furiwa